2009/09/20

Aria ProⅡ TS-600

今度は過去にすっ飛ぶ。

初ギターはヤマハの初心者用ガット・ギター
二番目は二光通販(ご存知かな?)の
今は無きトーマス・ストラト・タイプ(もどき)
三番目がこの Aria ProⅡ TS-600
高校時代にメインだったギターである。

中学2年、19,800円で購入したトーマスが
余りに酷く、バンドの使用に耐えられず、
高校入学後すぐに購入した
初の‘マトモ’なエレキ・ギターである。
本当はフェルナンデス or グレコの
ストラト・タイプを購入するつもりで楽器屋に入ったが、
出てくる時はこのギターを抱えていた。

一目惚れだった。 いや一目惚れと言うより、
当時プロの使用で人気急上昇中
新星高級メーカー「B.C. Rich」、
そのモッキンバードやイーグルと
同じボディー・ネック結合構造(スルー・ネック)、
特殊回路をそのままコピーしたこのギターを発見し移り気したのだ。

何せフェンダー・ストラトが20万、ギブソン・レスポールが30万、
それに比べ B.C.リッチは40万越えの超高級品(現在のような低価格帯は無かった)、
高校生の単純なオツムでは「同じコピー品ならコレが一番お得じゃん。」であった。
* 大卒平均初任給が約10万だった時代である。

また特殊回路にも興味津々、
ブースター、フェイズ、PUコイルカット、6ウェイ・バリトン
早々と帰宅しその過多な数のスイッチを弄りまくった。
アームは無いがコイルカットすればR.ブラックモアやU.J.ロート、
ハムにブースターとフェイズを噛ませればあら不思議、M.シェンカーにもなれる。
予想外の万能選手振りに歓喜した高校時代であった。

この頃の経験が、ウン十年後のV.アーツやB.G.ストラト、
‘電池入り’ギターの購入に繋がったのかどうかは不明である。