2011/08/08

Valley Arts Custom Line Limited

Guitar 第4弾、前メイン・ギターの Valley Arts 登場。
と、散々放置していたBloggerが何事も無かったかのように動き出す。



Les Paul に書いたが、同業者組合のおじさんバンド用に急遽購入した
’86レスポール・カスタムが重くて・重くて耐えられなくなった。

素人おじさんバンドである。練習が長い、ひたすら長い。
酒を飲みながらグダグダ・ダラダラ、3時間も4時間もあ~でもない・こ~でもない。
終いには月末に控えたLiveにあと3曲仕上げなければならないにも拘らず、
突如ビートルズやGS(グループ・サウンズ)のナツメロ・セッション大会が始まる始末。
4.6キロのレスポを抱えている身にもなってくれ…
(自社ビルを所有する羨ましき同業者がバンド・メンバーな為、その一室をスタジオ化し時間無制限で使用できる)

冒頭から話が逸れたが、肩・腰を壊す前に自衛手段の為 購入したのがこの Valley Arts である。
’90年代前半、ハイエンド・ギターズ時代の Japan Valley Arts でお茶の水イシバシから中古で購入した。
木部はワーモス製バーズアイメイプル・ワンピース・ネックに極厚エボニー指板、
ボディもワンピースのメイプルで表から裏まで繋がったこれでもかという程の下品なキルト。
(キルトメイプルの板を側面から見るとタイガーズメイプルになるのね。…当たり前か)

ボディが単板(張り合わせが一切無い一枚板)な個体は当時のカタログには存在しないモデルで、
購入後しばらく ??? だったが、数年が経過した’99年頃、
当時ネットで盛んに他人と交流していた頃に知り合った Valley Arts 愛好家に、
特注に近い少量生産モデルのSRE450または380ではないか?
との指摘を受けたが、それ以降 有力な情報が無いまま現在に至る。

PUは Valley Arts 定番のEMG、フロント&センターがシングルのSA、リアがハムの85。
ノイズレスを目的とした本格的なアクティブ・ピックアップの使用は初めてであったが、
余分な雑味の無い澄んだ音色に一発でやられてしまった。

アクティブPUはどんなギターに載せても、また誰が弾いても同じ音、
等と否定する意見を耳にするが、それを言ってしまえばパッシブPUでも同じ事、
ディマジオはディマジオの、ダンカンはダンカンの音でしかない。
要はEMGの音が気に入ったか否か、ただそれだけの話なのだ。
(その点ベーシストさんの方が先進的で、新しいモノをどんどん取り入れ主流にするね)

EMG(アクティブPU)否定派の知人に、
レスポで録ったと嘘を付いたデモCDを聴かせた事がある。 ←意地悪
「やっぱレスポの音は良いね~。」との感想に、所詮うんちく人間の耳はこの程度よ
と、ほくそ笑みながら自己満足に浸る意地悪人間がいた。
因みにそいつに真実は伝えていない。 ←意地悪×2

また話が逸れてしまったが、
スタジオ・ミュージシャン気分で何でも演れる Valley Arts は最高の相棒であった。
気が変わり易く浮気性でメインギターをコロコロ変える人間が10年近くも使い続けた。
なのに何故 Stratocaster へ変更したかって?
女房は古いより…(以下省略